2014年09月29日

家族

家族
この写真は昨年12月に家族三人で長崎、佐世保に旅行した時の写真。
朝早く起きて佐世保の朝市を覗きに。市場の中で朝食をとる予定だったが
僕の美食アンテナがどうも市場内で働かない。それより付近にいい食堂があるはず!と付近を散策。
朝5時から開いている「なぎさ食堂」の暖簾を発見!ここだ!と入店した。
昭和の空気漂うどこか懐かしい店内。
カレーとちゃんぽんを注文。
朝日が柔らかく照らす。
シャッターを切った瞬間にわかった。
人生で一番いい写真と撮ったと。
ストーブの上のヤカンから湯気があがる空間で僕は北海道の実家を思い出していた。
そしてこの写真を撮ったとき僕は「娘に実家を作ってあげなくては」と思った。
僕が帰る実家はいつまでもあるわけではなく、祖母や母もいつまでもいるわけではない。
なんとなく帰れる場所があると思って生きてきたが、
僕自身が新しい実家を作って行かなきゃいけないんだと。
どこかかっこつけて部屋作りをしてきたが、ここ一年実家らしさみたいなものを考えている。
どこからあらわれたかわかんない皿やおみやげでもらった謎の人形。
僕の心の中にある実家感を移植し始めている(笑)
家族三人たくさんいい思い出を家にこすりつけて行こうと思う。

最後に。この写真が愛おし過ぎてファミリーがテーマのフランスの写真コンテストに出品したら、
今日最高金賞を受賞したとメールを頂きました。詳細は後日。国境を越えてこのセンチメンタルな
感情が伝わって嬉しい。



Posted by こうき at 02:13│Comments(2)
この記事へのコメント
こういうの好き。
すごいことしようとしていない、それは簡単そうで
難しい。
欲望があるからね。

受賞おめでとう!
Posted by しもひとひふひ at 2014年11月17日 18:43
ありがとうございます。
Posted by こうきこうき at 2015年02月09日 06:35
 
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